「食の都庄内」クイズライブラリー 加工食品・食文化・行事
第4問 動物の面をかたどったお菓子
鶴岡市内にはとある動物のお面をかたどったもろこし菓子があります。
さて、その動物とは何でしょう?
- A.こぶた
- B.たぬき
- C.きつね

答え …… C きつね

江戸時代、庄内藩酒井家が越後長岡に転封されそうになった時、領民が猛烈な反対運動を展開し、幕命を覆したことにより、庄内藩主は「居成(いなり)」となったことに領民は喜び、城下の菓子店に「居成」を「稲荷(いなり)」に置き換えてキツネの面をかたどった小豆菓子を作るよう依頼し、藩主に献上したことが「おきつねはん」の始まりとされています。
黒糖と小豆などを混ぜた生地を木型などに入れるなどして作られており、しっかりとした硬さを保ちながらも口溶けの良さが特徴です。歴史的におめでたいものだけに、鶴岡では年始回りによく使われています。