紫六片

庄内のおいしい食材

紫六片

むらさきろっぺん

季節「夏」


庄内の在来作物には「平田赤葱」や「温海かぶ」「藤沢かぶ」など、“赤”の食材がたくさんあります。そして、赤い色をした元気になれる食材と言えば、遊佐町で栽培されている「紫六片(むらさきろっぺん)」というにんにくを忘れてはなりません。
この紫六片は、国内で一般的に栽培されているホワイト六片という品種に比べて病気に強く、規格外品が少なく、とても栽培しやすいという利点があります。収穫期は7月上旬と晩生なので、春先の雪や遅霜による被害も避けられます。にんにくの大きさや糖度はホワイト六片と同等ですが、香りが強く、野性味があり、昔ながらのにんにくらしい味がします。
遊佐町で紫六片が作られるようになって、60年以上の歴史があります。遊佐町平津新田在住の池田 喜代子さんは、この紫六片をずっと作り続けてきました。
喜代子さんが紫六片と出会ったのは、お嫁に来たばかりのころ。風邪や肺炎などの大病を患ってしまい、近所のお母さんに「これを食べると元気になるから」と紫六片を10個譲り受けたそうです。そして、その紫六片を食べ、言葉通り元気になった喜代子さん。それ以来、池田家では“おばあちゃんが元気になったにんにく”として家宝のように大切にしてきました。
現在、喜代子さんは農作業の最前線から身をひいていますが、その栽培方法や知識は息子の隆さんに引き継がれています。隆さんは、これからも品質のよい紫六片が作れるようにと毎年徹底した採種作業を行っており、喜代子さんから受け継いだ栽培方法や知識をにんにく部会の仲間たちにも広め、生産拡大を目指しています。
右手前が紫六片。左奥がホワイト六片。
収穫は7月上旬ですが、店頭に並ぶのは
8月中旬からです。なくなり次第、販売終了になります。年内消費がおススメです。
紫六片と生産者

美味しくて元気になる遊佐町の紫六片。喜代子さんや隆さんは、地域の方にも食べてほしいと、普及活動を精力的に行っています。


紫六片は、遊佐町の道の駅鳥海「ふらっと」の他、かあちゃん市(夏期限定・不定期開催)などで販売されている他、JAから首都圏を中心に出荷されています。全国にたくさんのファンがおり、この味を楽しみに遊佐町を訪れる方も多いそうです。また、栃木県在住の料理研究家の方からは毎年注文があり、「美味しいから」と教え子たちに分けているというエピソードも伺いました。
「紫六片」の主な取扱店
ひまわりの会(道の駅ふらっと青果物直売所)
住所:遊佐町菅里字菅野308-1
TEL:(0234)71-7222
営業時間:9:0017:30
定休日:元旦



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