庄内柿

庄内のおいしい食材 

庄内柿

しょうないがき

季節「秋」


庄内柿の始まりは100年以上前にさかのぼります。諸説ありますが、一般的には明治18年、鶴岡市の鈴木重光氏が苗木商から買った柿の苗木のなかに、1本だけ種のない不思議な柿を発見しました。これは後に新潟県新津市の八珍という柿と判明しました。
庄内柿の生みの親といわれる酒井調良氏はその小枝を譲り受け、育て始めます。難しかった渋抜きは、焼酎を使うことによって可能となり、昭和40~50年代に年間1万トン前後を出荷して日本一の生産量を誇りました。しかし価格の低迷、生産者の高齢化などによって減産傾向が続き、いまでは最盛期のほぼ半分にまで落ち込んでいます。
この状況を打ち破り産地復活をめざすためには庄内柿に新たな付加価値が必要と、山形県では平成14年から山形県砂丘地農業試験場(現庄内総合支庁農業技術普及課産地研究室)で「樹上脱渋」の研究を始めました。渋柿である庄内柿は、脱渋することによって、みずみずしく柔らかな食感をもつ甘い柿に変わりますが、収穫してすぐに食べることができない、果肉が柔らかくなりすぎることがある、日持ちがしないとなどの問題点があります。
これに対して、まだ実が青いうちに固形アルコールを入れたポリ袋をかぶせ、気化するアルコールで渋みを抜く樹上脱渋をした柿は、いわゆる甘柿と同じ「木ざわし」となり、収穫直後に食べることができます。その食感はこれまでの庄内柿にはない甘柿のようなパリパリしたもので、ゴマがはいり、日持ちもします。収穫時の大きさは2L以上、糖度14度以上と定めて庄内地域の農家で栽培が始まりました。この樹上脱渋柿は、一般から名前を募集し「柿しぐれ」と名づけられました。ゴマがしぐれ状にはいっていること、晩秋から初冬の時雨のときに収穫されること、そして鶴岡市出身の作家藤沢周平氏の名作「蝉しぐれ」にあやかっての命名です。
現在、庄内柿の多くは地元と北海道で消費されています。柿しぐれが、関東や関西に暮らす人たちから魅力あるブランドとして受け入れられることで庄内柿の産地復活への道が拓ければ。そんな思いが、新しく誕生したこの柿には込められているのです。
庄内柿
脱渋作業

「庄内柿」の主な取扱店
産直あぐり
住所:鶴岡市西荒屋字杉下106-3
TEL:(0235)57-3300
営業時間:9:0018:00(113月は17:00まで)
定休日:1/11/4

※庄内の各産直、スーパー、小売店でも販売しています。



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