いちご「おとめ心」

庄内のおいしい食材

おとめ心

おとめごごろ

季節「春」


平成16年春の庄内砂丘。穏やかな光に包まれたビニールハウスで新品種いちごの収穫が始まりました。その名は「おとめ心」。研究開始から14年の歳月を経てようやく誕生した赤く色づく可憐ないちごには、関係者たちの大きな期待が込められていました。
庄内砂丘は遠い昔には鬱蒼と繁った林に覆われていたといわれていますが、塩づくりの燃料として乱伐されたことなどから江戸時代には荒涼とした砂丘地となり、人々は強い潮風と飛砂に悩まされてきました。
しかしその後、多くの人たちの尽力によって防風林が植えられ、風や砂の被害を受けずに農作物をつくることができるようになったのです。
ここでは、以前から露地物いちごが育てられてきましたが、昭和40年代に入り、兵庫県で生まれた「宝交早生」が導入されたことでハウス栽培へと移行していきました。これを契機に庄内の作付面積は急激に増加し、昭和45年には55haだった面積が10年後には4倍近い191haにまで拡大して、取扱額も最盛期には10億円を記録しました。
いちごは単価も高く需要も大きいかわりに産地間競争が激しく、新品種の開発も盛んに行われています。「宝交早生」は甘く味の良いいちごですが、新しく台頭してきた「女峰」や「とよのか」に比べ、果実が柔らかく日持ちが悪いということから、作付面積はしだいに減少していきました。
庄内の気候風土に適した新しいいちごが欲しい。生産者たちのそんな期待を受けて、昭和63年に山形県砂丘地農業試験場(現:庄内総合支庁農業技術普及課産地研究室)が新たないちごの育成を開始。研究開始から紆余曲折の日々を重ね、ようやく10年の歳月を経て味のよい「砂丘S2号」が生まれ、さらに3年の時を経て、「糖度が高く酸味もある」「光沢があり外観がよい」「果実が硬い」「うどんこ病に強い」という満足ゆく「砂丘S3号」が誕生しました。
平成15年に東京中央卸売市場太田市場で試食会を行ったところ、「外見・味ともに良い」「光沢がある」「香りが良い」などの高い評価を得ることができ、同年9月に「砂丘S3号」は「おとめ心」と名づけられました。平成16年に本格的なデビューを果たし、「宝交早生」の2倍の価格で取引され、「おとめ心」に対する期待はいっきに高まりました。
甘さだけが強調されたいちごが多い中で、「おとめ心」は甘味と酸味とのバランスがうまくまとまって素晴らしい味と評価されています。生食でも美味しく、アイスにしても香り豊かに仕上がる「おとめ心」に、「食の都庄内」親善大使は“最高の品種”と太鼓判を押しています。
「食の都庄内」親善大使 奥田シェフ

「食の都庄内」親善大使 奥田シェフ

「食の都庄内」親善大使 古庄シェフ

「食の都庄内」親善大使 古庄シェフ

  「食の都庄内」親善大使       太田シェフ(写真下 右側)

  「食の都庄内」親善大使       太田シェフ(写真下 右側)

おとめ心

「おとめ心」の主な取扱店
食彩工房 いちご畑
住所:酒田市坂野辺新田字古川19-1
TEL:(0234)41-0283
営業時間:9:0018:00
定休日:1/11/5


※庄内の各産直、スーパー、小売店で販売しています。




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