さくらんぼ

庄内のおいしい食材

さくらんぼ

   

季節「夏」


鮮やかな赤の色つやと可愛らしい形。数ある初夏のフルーツの中でも一番人気のさくらんぼの旬の季節がやってきました。さくらんぼはバラ科サクラ属の果樹「桜桃(おうとう)」の果実の一般的な呼び名です。
山形県にさくらんぼが入ったのは明治9年のこと。以来、県の関係者が大きな期待を込めて生産をすすめたことで、山形県で生産されるさくらんぼは今や日本一のブランドとなりました。
庄内のさくらんぼに目を向けてみると、生産量は山形県全体の中でまだわずかですが、ほどよい酸味と、しっかりとした濃厚な味わいがあるとされています。
庄内平野を吹きぬける強い風は、さくらんぼ生産にとっては厄介者。さくらんぼは実を結ぶため、別の種類のさくらんぼの花粉を受粉する必要があるのですが、強い風が花粉を飛ばし、受粉を妨げることで、安定した生産を難しくさせます。また、実が色づく時期の夜の気温の高さの影響から、着色等の品質にも影響し、多くの生産者の方々は苦労の連続でした。
そんな厳しい環境の中で、さくらんぼの樹の高さを低くすることで強風・高温の影響を防ぐ対策、樹にかける雨よけハウスを強化し暴風から守る対策などに取り組んできました。そうした取組みが結実して、ようやく庄内地方も美味しいさくらんぼの産地の一つとして認識されるようになってきたのです。
さくらんぼは、もちろん春と夏を中心に多くの作業が必要になりますが、冬にも枝を整理する必要があるなど、1年中手間のかかる果物。今でも、おいしいさくらんぼを安定的に生産するため、多くの人々が真摯な努力を重ねています。
さくらんぼ
さくらんぼ
くにちゃん農園の中の様子

阿部出さん

阿部出さん

阿部出さんは、庄内でさくらんぼをつくる若き生産者の1人。
阿部さんがさくらんぼ生産を始めたのは10年前。最初は実も赤くならず、大きさもまばらで満足するものができなかったとのこと。その後、同じ地区の生産者の方などからアドバイスを得ながら勉強を重ね、どうやったら質の良いさくらんぼができるか試行錯誤を重ねました。
そこで気付いたのは、この庄内の地に合わせた生産方法が必要であるということ。阿部さんの農園は、枝をきれいに整理し太陽の光が入りやすいため、農園全体が明るさに満ちています。今では、阿部さんのつくる質のよいさくらんぼを求め、多くの観光客やレストラン経営者、関係者が農園を訪れるということです。
今後もリピーターの方を増やし、生産量と質を両立したさくらんぼを生産し続けたいという阿部さん。このように高い意欲を持つ生産者の努力のもと、庄内のさくらんぼはより一層おいしさを増し、全国の人たちを喜ばせることになるでしょう。

 
 


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