「食材」庄内のおいしい食材

春の食材

行者にんにく

ぎょうじゃにんにく

行者にんにく
鶴岡市朝日地区に“行者にんにく”という山菜があります。山にこもる修験者が荒行に耐える体力・精力を保つために食べたことから“行者にんにく”と名付けられたそうです。
朝日地区では、30年以上も前から、野山に自生していたものを自宅に持ち帰り、栽培が初められてきました。今では佐藤多文さんを中心とした20名の農家によって栽培されています。

佐藤さんは高校を卒業した後すぐに就農し、たらの芽を栽培していました。山菜に興味があった佐藤さんは、25年前に先輩が行者にんにくを栽培しているところを見て、興味を持ち栽培を始めました。
行者にんにくは種まきから収穫するまで8年もの年月を必要とし、その殆んどを畑で過ごします。収穫時期を迎えると、秋に畑から掘り起こし、ビニルハウスに移します。暖かいビニルハウスで成長を促し、約2~4週間後にやっと収穫できる大きさになります。
生長がとても遅いうえ、虫や病気の被害が多く苦労の連続ですが、8年もの歳月を経てようやく出荷することができたときは、喜びもひとしおです。
行者にんにくは、地域によって様々な系統があります。庄内の在来系統は形が良く、茎の一部が赤色なのが特徴で、首都圏の市場でも大変人気があります。味、香りはにんにくに近く、生のままや醤油漬け、おひたし、天ぷらなどで食べるのが一般的です。
現在は東京の料亭などで扱われることが多い“行者にんにく”ですが、もっと庄内の皆様にこの素晴らしい食材を知ってもらい、食べてもらいたいものです。
5~6月になると、より風味を増した露地物を味わうことができますのでぜひご賞味ください!
促成中
行者にんにく
行者にんにく 販売用
「行者にんにく」の主な取扱店
産直あさひ・グー
住所:鶴岡市下名川字落合183
TEL:(0235)58-1455
営業時間:410月 9:0018:00 / 113月 9:0017:00
定休日:1/11/4 13月 毎週木曜日)

※庄内の各産直、スーパーで販売しています。

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