「食材」庄内のおいしい食材

夏の食材

だだちゃ豆

だだちゃまめ

だだちゃ豆
いまや全国ブランドとなった「だだちゃ豆」。なかでも発祥の地である鶴岡市の湯尻川沿い、大泉地区の白山だだちゃ豆は、圧倒的な人気を誇ります。一般的に販売されている枝豆とだだちゃ豆との大きな違いは、こくの深い甘さと独特の旨味。茄でている最に鍋から立ち上る香りまでが違うほど、その味は際立っています。
だだちゃ豆は明治の後期に誕生しました。当時の大泉村白山に帰農した士族、森屋藤十郎の娘初が、隣村の寺田から貰い受けた早生種の茶豆の種を畑に植えた ところ、なかに晩生で味の良い豆があったため、その種を大切に保存して自分の畑で増やしていき、現在のだだちゃ豆のルーツとなった藤十郎だだちゃを育てた のです。庄内は亀の尾など米の品種も数多くつくられるなど、民間育種の盛んな土地ですが、だだちゃ豆が一人の女性の手によって生み出されたことには驚かされます。
白山だだちゃは産毛が茶色でくびれが深く、豆は2粒が基本です。噛むほどに増す味わいは、アミノ酸の一種アラニンが他の豆よりも多く含まれているから。不思議なことに、白山だだちゃの種を他の土地に植えると、全く味が変わってしまうと言われています。
森屋初の曾孫で、今も白山でだだちゃを栽培している森屋健一さんによれば、金峯山系から流れる湯尻川がつくった砂質の扇状地は、水はけがよく肥料もちが悪 い痩せた土地であるために、米には向かないけれど豆には最適であるとのこと。まただだちゃ豆はハウス栽培には向いていなく露地栽培で育てるために雨や風、日照などにより収穫が大きく左右されますが、豆を乾燥させる東風があまり吹かない地形であることなども、白山で採れる豆の美味しさに影響しているのではとのことです。
だだちゃ豆畑
生産者
選別作業
毎年、8月初旬には早生のだだちゃ豆が出回りますが、味が一番良くなるのは旧盆の8月15日過ぎから。大泉地区に設けられる直売所には、短い夏の究極の味を求めて、たくさんの人たちがひっきりなしに立ち寄り、2束、3束と採れたての豆を抱えてゆきます。だだちゃ豆は在来種の特性を受け継いでいるため、一般 的な枝豆に比べて収量がかなり少なく、クール便などの輸送手段が整わなかった頃は、地元だけで愛されてきた知る人ぞ知る存在でしたが、その美味しさがマスコミなどでも取り上げられて、現在では日本全国から注文が殺到するようになっています。
「だだちゃ豆」の主な取扱店
JA鶴岡 産直館(白山店)
住所:鶴岡市白山西野191
TEL:(0235)25-6665
営業時間:9:0018:00(112月は17:30まで)
定休日:

※庄内の各産直、全国の各スーパー、小売店でも販売しています。

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